以下のクラスルールがIODAのウェブサイトで公表されました
2012年2月15日から有効となります。
改正は以下の1箇所だけで、計測寸法の解釈が変わっただけです。
大会計測や選手の皆さんに、直接関係する部分ではありませんので
2011年とほぼ同じとご理解ください。
セール−寸法
Rule 6.4.4 (半幅)
改正:”半幅”を削除して“ラフの中点とリーチの中点の間の距離”と差し替える。
SAIL - Dimensions
6.4.4 Delete "Half width" and replace with
"Distance between luff mid point and leech mid point".
解説:クラスルールには6.1.3「セールはここで変更されるものを除いて、
オプティミスト・セールに適用できる現行ISAF ERSに従って作られ、計測されなければならない。」
と書かれており、半幅ではERSの通りに計測すると、ERS G.7.5 半幅(a)は
「リーチの中点からラフとの最短距離」となります。
一方昔からのOPのセール計測手法「はリーチの中点からラフの中点までの距離」なので
ERSと一致していません。
クラスルールの6.1.3では「変更されるものは除いて」と書かれえている為、
「ラフの中点とリーチの中点の間の距離」と書けばクラスルール的には変更→有効となります。
一方問題点も残ります。
ERSの序文 変更 (D) では「クラス規則はERSのB.7、B.9,H1〜H6を変更する事ができる。」
と書かれており、G.7.5はERSで許されている変更できる箇所ではありません。
それで、ISAF側からはERSの記述に合わせるように指導が入りました。
これに対し、IODA側はOPのクラスルールはこの点(半幅)をOPには必要な項目なので、
どうしても譲れないと交渉し、ISAFを納得させた模様です。
|