Japan Optimist Dinghy Association クラスルール計測委員会


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2008 最終選考会 計測 Report

2008.3.20-23 JODAナショナルチーム最終選考会 (和歌山セーリングセンター)

Yoshie Tanaka


めざせ!ナショナルチーム!!

全日本のトップ40の選手だけが参加できる
「ナショナルチーム最終選考会」

2次選といわれるこの大会に、2008年度のナショナルチーム入りをめざして、全国からの精鋭達が集まってきました。

日頃の練習の成果を発揮するJODA主催の国内最高峰の
レースです。

見慣れた顔がたくさんいます。
選手達は、友人であると同時に優秀なライバル。
お互い気合の入った表情で、会場の和歌山セーリングセンターで準備を始めています。


今回の最終選考会での事前計測とレース日の海上計測が、私の計測員としての初仕事です。

OPのチーフメジャラーでこの大会の計測委員長の荒川さんから色々なことを教えてもらい、
この大切な大会で、計測というベースから、公平で公正なレースをする為のお手伝いができればいいなぁ、と
考えていました。



大会前日(3月19日)事前計測 朝から雨が降っていました。

艇庫内での計測ですが、順番待ちが外になる為、艇は濡れています。この選考会が、本年度のイヤーシリーズの
初回ということもあり、スタンプを押してくださる担当の方は、大変苦労をされました。


今回の計測では、従来の計測証明書と現物との照合に合わせて、もやいロープの長さ(8m/5mm)と
浮くかどうかを実際に調べました。


長さは、バウをあわせ、床に4mのところにテープをはり、長さをあわせました。微妙なのは実測しましたが、
大概、長めにされているようで問題はありませんでした。
浮力は、バケツに水をいれて浮かせてみました。こちらもOK。
ロープの先(輪にしたところ)が擦れて切れそうなのが一件あり、交換となりました。


他には、スパーで、計測証明書と現物のシリアルナンバーが合わないのが、2件ありました。

1件は、最初の計測時に読み間違いがあった可能性があるため、
今大会限りの計測証明書を発行することで、対応

もう1件は、予備に持ってきていたセットに交換して使用することに
なりました。

購入の際、或いは、大会参加への準備の際に、
番号合わせの確認をしておくといいですね。



大会2日目(3月21日) 海上計測に臨みました。

海上計測にあたる艇がどのように決められるのか、に疑問を持っている方もいらっしゃるのではないかと思います。

計測員の独断で選手を選ぶ事を避けるため、レース前に、予め計測員でない別の方に、
第1レースは○位、△位、□位、第2レースは・・・という様に、計測予定者を決めてもらいます。
多くの場合は、プロテスト委員の方に決めてもらうようで、今回もそうでした。

ですので、同じ選手が何度も当たることもあり、それでもやはり同じチェックをします。

計測項目は、書かれている通りですが、
荒川さんは、これをほんの2.3分でパッパッとされます。
選手も笛を吹いたり、センターを上げて大会スタンプを見せたりと、
協力してくれます。

ラダーの大会スタンプが剥がれている艇があり、陸上に上がってから
再度スタンプを押すことで、対応することになりました。


風がいいので、一旦昼食のために陸に上がることになりましたが、
ここでも、仕事が待っていました。

先程のスタンプが剥がれた選手の計測証明書を確認し、再スタンプ。
帰着の時に、艇をあててしまって修理をしたい選手への対応。

その他、お昼だけでなく一日中、何かと装備品の交換で相談を
受けたり、確認をしたりと、計測の仕事は大忙しでした。
残念ながら、私は2日間の参加でしたが、色々なケースがあり、大変勉強になりました。

是非、皆さんもワンデザインクラスとして公正なレースをするために、クラスルールへの理解とご協力を
よろしくお願いします。


2008JODAナショナルチーム最終選考会 HP  


 

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