JODA　日本OP協会　クラスルール計測委員会　プラークNo.とセールNo.の一致について

Ｑ　レースに出場する場合に登録と違うセール№でエントリーする事は許されますか？

Ａ　基本的にはＮＯです。　ただし、例外もあります。

　　理由：１

　　　CR2.4.1　艇は有効な計測証明書を持つまでは、本クラスのレースには出場を許されない。
　　　CR2.4.3　証明書は、次のようにして入手する・・・
　　　　　　　　　（ｂ）・・・国内連盟はレジストブックにセール番号を記載しなければならない。
　　　CR2.5.5　計測証明書が無効にならないために、ハル、スパー類、セールおよび装備を
　　　　　　　　　クラス規則に従って維持するのはオーナーの責任である。

　　　※　つまり、セール番号は艇の計測証明書の一部なのです。
　　　　　　　　
　　理由：２

　　　RRS78.1　艇のオーナーとその他の責任者（借用使用者にあたります）は、
　　　　　　　　　艇がクラス規則に従うように維持されていること、および艇の計測証明書が
　　　　　　　　　ある場合には、これが有効であることを確実にしなければならない。
　　　RRS77　　艇は、セールに付けるクラスを示す印、国を示す文字および番号を規定する
　　　　　　　　　付則Ｇの要件に従わなければならない。
　　　RRS G1.1　・・それぞれの艇はメインセールには次に示すものを、・・・文字と数字のみを
　　　　　　　　　付けなければならない。
　　　　　　　　　（ｃ）艇の所属する各国協会から割り当てられた４桁以下のセール番号。

　　　※　割り当てられたセール番号は、艇の登録時にハルのプラーク№に対して発行するので
　　　　　固定します。　国外に移籍されない限り変更することはできません。

　　　※　しかし、遠征で艇をチャーターするなど、自分のセールを持ち込んで参加する場合は、
　　　　　例外として以下の規則が適用される事があります。

　　　RRS G3　レース公示、または帆走指示書に記載している場合、大会のための
　　　　　　　　　チャーター艇または貸与艇には、クラス規則に反して、国籍文字や
　　　　　　　　　セール番号をつけることができる。

●　大会期間中のレース艇の管理はレース委員会に移ります。

　　参加セール番号に関しても、そのレースの性格がローカル性であったり、
　　厳密な選手権レースでない場合は、参加者の便宜を考慮して、参加をしやすくするために、
　　規制を緩和する場合があります。

　　また、トラブルなどでどうしても登録セール№で参加できない時にはレース委員会に、
　　 <艇のセール番号と異なるセール番号を表示するための要求書
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ISAFセール計測ガイド参照)>
　　を提出する事によって　　解決する方法もあります。